春の高校バレー男子県予選展望 別府鶴見丘が優位、対抗は大分南

2019/10/19
  • 冬の全国大会

 第72回全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の県代表決定戦が今日から始まる。男子の優勝候補は3連覇を目指す別府鶴見丘が頭一つ抜けた存在で、大分南が対抗馬となる。この2校を中心に今大会を展望する。

 

 1年の頃から主力として全国高校総体、春の高校バレーに出場した別府鶴見丘の3年生7人の実力、経験は他校を圧倒。もはや隙は見当たらず、1セットも失わず、完全優勝も考えられる。弊害があるとすれば同じメンバーで長くプレーしたマンネリが考えられるが、6月の県高校総体から外部指導者の舞裕太監督に代わったことで、チームの雰囲気は変わった。

 

 舞監督は「ポジションを固定せず、シフトも複数のパターンをつくった」と意図的に型を崩すことで、誰がどの状況で出ても戦力が落ちないチームをつくった。また、「同じレベルの選手であれば下級生を使う」と明言し、チーム内競争を持ち込んだ。

 

 目指すスタイルも一新。サーブとブロックを強化し、8月の全国高校総体後はこの2つを連動することに焦点を置いた。“トータルディフェンス”が徐々に浸透している。「常に変化と進化を求め、対戦相手の目線で客観的に見て、弱点を克服している」と舞監督。今大会はこれまでと異なる“鶴見”の色を見ることができそうだ。

 

別府鶴見丘はブロックでプレッシャーをかける

 

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