全国高校バスケ選手権県予選 男子②組織力で復権する大分舞鶴

2019/10/18
  • 冬の全国大会

基本スタイル

堅守速攻で相手を翻弄

 

 近年、実力が拮抗する県高校男子バスケットボール。中でも大分舞鶴は、個々の技術が非常に高く、毎試合素晴らしいプレーで観客を魅了する。“オールラウンダーがそろうチーム”という印象だが、ここ最近は全国まであと一歩のところで勝利をつかめていない。要因の一つが高さの壁。身長2㍍を超える留学生を有するチームを相手に、どうしても得点を許さざるを得ない場面も多かった。

 

 「確かに高さ対策は意識し続けてきたが、今後はこれまで以上に“伝統的な舞鶴バスケ”で勝ちたい」と話す池田剛監督。常勝チームとして君臨し続けてきた伝統校のプレースタイルの一つは、相手のミスを誘うディフェンス。体力、精神力、技術を備えた彼らだからこそできる、最後まで手を抜かないフルコートディフェンスでターンオーバーを誘い、一瞬のチャンスも逃さずに得点を狙う。またオフェンスでは、外角からのシュート成功率の高さもチームの特徴だ。全員がどの位置からでも得点を狙え、確率も高い。それが相手に大きなプレッシャーを与えることとなり、流れを引き寄せてそのまま勝利する試合も多い。

 

大会に向けて調整は順調に進む

 

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