ヴェルスパ大分 指導者向け講習会を実施

2019/06/17
  • ヴェルスパ大分

 ヴェルスパ大分は12日、県サッカー協会との共催で由布市上原グラウンドで指導者講習会を実施した。

 ヴェルスパはこれまで下部組織やレディースを含めクラブ内で指導力向上のためにコーチングスタッフの講習会をしてきた。今回、クラブや地域の垣根を超えた指導者間の交流とともに指導者や選手のレベルアップを目的に、県内のサッカー指導者を対象とした講習会を企画した。

 

 講習会には中学年代の選手を中心に指導する15人が参加。県サッカー協会の向角治郎ユースダイレクターが講師となり、5月に行われたナショナルトレセンU-14で行ったトレーニングメニューを中心にウォーミングアップから試合形式の練習まで、「攻撃の崩し」をテーマに行った。向さんは一つ一つのメニューで目的や留意点など伝え、指導した。

 

 日本サッカー協会技術委員会のユース育成ダイレクターなどを歴任したヴェルスパ大分トップチームの須藤茂光監督もオブザーバーとして加わり、トレーニングを見ながら受講者の質問に答えた。須藤監督は「パススピードが大事だが正確にプレーすることの方が重要。正確なプレーすることを考え、徐々にスピードを意識させればいい」と話し、「周りを見てプレーしようという指導者が多いが、それは選手にとってストレス。ボールをうまく扱えないのに周りは見えない。それならばボールを受ける前に見る。ポジションを移す時に見るという具体的な方法を教えるのが指導者の役目ではないか」など、独自の指導論を唱えた。

 指導者講習会は今後も継続して実施し、県内のサッカーレベル向上に務める。

 

受講者の質問に丁寧に答える須藤茂光監督

 

(柚野真也)

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