ヴェルスパ 開幕2戦を検証 見えた収穫と課題
2019/03/26
- ヴェルスパ大分
課題
最終局面における精度
2戦目のラインメール青森戦で顕著となったのが、何度か決定機をつくり出したものの、最終局面の精度に課題が残った。クロスやゴール前でのトラップミス、シュート判断の拙さでチャンスを逃した場面が多々あった。この解消に魔法のレシピはなく、日々の練習でスキルを磨き、好機の絶対数を増やすしかない。安易に解決できる問題ではないが徐々に突き詰めたい。
守備面では、ボール保持者への寄せが甘く、簡単に失点した。試合開始直後に先制点を許した青森戦は、「集中していたつもりだったが、あの失点が全て」(福元)と猛省したように、試合に入り切れなかった。キックオフ直後、相手の攻撃に対して何もできず、試合以前の問題だった。須藤監督は「メンタルの部分が問題。ホーム開幕戦を楽しみに来てくれた方にお粗末なプレーを見せて申し訳ない」と珍しく怒りを露わにした。今季はチーム始動から細かい守備の確認をしてきたが、まだまだ改善の余地は多い。試合展開や時間帯に応じたメンタルコントロールが求められる。
守備は改善の余地は多い
(柚野真也)