ヴェルスパ 止まらない快進撃、天皇杯1回戦突破
2020/09/18
- ヴェルスパ大分
サッカーJFLリーグで暫定首位のヴェルスパ大分は、天皇杯全日本選手権で初戦を突破した。大分にとって、この試合は約2週間で5試合を戦う2試合目。そもそも連戦の経験の少ないチームであったが、ベスト布陣でメンバーを大幅に入れ替えた同じカテゴリーにいるテゲバジャーロ宮崎と対戦。「相手はいつもと異なるメンバーだったが勢いがあった」(須藤茂光監督)。序盤に自陣でのパスミスから先制点を奪われ、薮内健人の同点ゴールで追いついたが、直後にP Kを与え再びリードを許す。キャプテンの瓜生昂勢は、「自分たちの(パスをつなぐ)スタイルを貫く以上はある程度のリスクも覚悟の上」と2失点しても焦りはなかった。
後半は早くも逃げ切りを図り、自陣で人数を割いて守る相手に手を焼いたが、丁寧にパスをつなぎ、何度も左右に揺さぶり、わずかな隙ができると縦パスを入れる。縦と横の攻撃で相手の守備網のほころびを見つけ、チャンスを作った。同点ゴールを奪うまでに時間を要したが、最終ラインにいるはずのC B浦島貴大が攻撃参加し、前線に残る奇抜な策略を遂行してゴールを揺らした。
1点目を決めた薮内健人