2020ルーキーファイル(ヴェルスパ) 得点がすべて。開幕戦ゴールを狙うFW餅山大輝

2020/06/04
  • ヴェルスパ大分

 新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向となり、県内の緊急事態宣言が解除されたことを受け、活動を再開したヴェルスパ大分。全体練習をスタートして約2週間、感染予防策を徹底し、接触プレーを避けるようなメニューを取り入れ、飲み物の共有を禁止した。大卒ルーキーのFW餅山大輝は「全てが未体験だが、これからリーグ開幕戦に向けてコンディションを整えたい」と話す。

 

 仕事を終えてからの練習、人工芝や異なるカテゴリーでのプレー強度の違い、そしてコロナによる自粛。この2カ月は目まぐるしい変化に対応するのに必死だった。それでも「自分を見つめ直す時間をもらえたのはプラス。課題も明確になり、集中して練習できるようになった」と表情に明るさが戻った。

 

 東福岡高校時代は全国高校総合体育大会(インターハイ)、全国選手権大会で優勝、鳴り物入りで鹿屋体育大学に進学したがスランプに陥る。「すべてがうまくいかなかった。試合に絡めず焦り、空回り。不完全燃焼の4年間だった」と振り返る。ペナルティーエリア付近から両足で力強いシュートが打て、スペースに抜け出すこともポストプレーもできる万能型のストライカーだが、突出した武器がないのも事実。アピールするものが何なのか答えを見出せずに4年間が過ぎた。

 

課題が明確になり表情に明るさが戻った

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ