ヴェルスパ大分 少数精鋭で新シーズンスタート

2020/01/19
  • ヴェルスパ大分

 ヴェルスパ大分の新シーズンが始まった。須藤茂光監督を迎えて3年目。戦術のベースは既にあり、ボールを保持して主導権を握るサッカーのコンセプトが変わるわけでもない。それでも、須藤監督は「現状維持は退化。選手に刺激を与え、成長を促したい」と語る。

 

 今季は25人の少数精鋭だ。厳しい言い方だが余剰戦力を省き、即戦力となる新加入選手を迎え、全員が戦力と考えうる最少人数に絞り込んだ。「常に試合に関われるような人数になった。これから先はフラットな目で選手を見極め、組み合わせを考えたい」と須藤監督。

 

 これによって、33歳の坂本和哉が最年長という若いチームに生まれ変わった。「人数が少なくなり練習の質が濃くなった。実戦で共有できることが増えたのはメリットだが、けが人が出れば紅白戦ができないような状況になる。練習後のケアが重要になる」と坂本。不安も覚えなくはないが、指揮官は覚悟の上なのだろう。新加入選手はいずれも足元の技術が高い8人。常にチームに競争を意識させ、最終ラインから攻撃の組み立てを強化し、目指すスタイルを進化させたいという強い意志が感じられた。

 

チーム最年長となる坂本和哉

 

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