三好ヴァイセアドラー リーグ戦1巡目総括 少しずつ形になりつつある

2018/11/27
  • 大分三好ヴァイセアドラー

 新リーグとなり9試合目でようやくホーム開幕を迎えた大分三好ヴァイセアドラーだが、首位のパナソニックパンサーズに敗戦し、開幕から9連敗。Vリーグ男子1部10チームが総当たりで争うリーグ戦(全3巡)も3分の1を終え、結果だけを見れば大分三好の不振は深刻だ。

 

 高さ、パワー、技術と選手個々の能力を見ても実力差は明らかで、チームそのものの基盤も日本のトップブランドがスポンサーのチームに比べると到底及ばない。

 それでもホーム戦で見せたパナソニックとの試合は見応えがあった。小川貴史監督が目指す「サーブで主導権を握り、攻撃的なバレーにつなげるスタイル」を体現できているとは言えないが、少しずつ形になりつつある。

 

 1巡目を終え、小川監督は「調子の波は減ってきた。全チームと対戦して、戦えている部分はある」と振り返る。バックアタックを含むアタック決定率はリーグ7位、サーブレシーブ成功率は8位と善戦している。サーブ効果率は最下位だが、「意図のある攻撃的なサーブにチャレンジしての結果」のため気にする様子はない。パナソニックとの試合でも、勝将哉やマーク・エスペホのサーブで相手の守備を乱し、ピンチサーバーで出場した浜本豊がブレイクポイントをつくった。

 

2巡目以降はブロックの強化が必要となる

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ