ヴァイセアドラー ルーキー木本吉紀がフェアプレー賞を受賞

2020/03/20
  • 大分三好ヴァイセアドラー

 ルーキーイヤーをクリーンに終えた。大分三好ヴァイセアドラーの大卒新人・木本吉紀は、1月19日のVリーグ男子1部のパナソニックパンサーズとの試合でブロックタッチを自己申告。そのプレーでグリーンカード(フェアプレーをたたえ与えられるカード)を得て、今季のフェアプレー賞を受賞した。「反則は明らかだったし、セット序盤にチャレンジシステム(ビデオ判定)で時間を使い、試合の流れを変えたくなかっただけ」とは木本の苦笑い交じりの打ち明け話。チームの勝利のためにプレーした結果のフェアプレー賞となった。望んだ形の賞ではなかったが、「日本トップリーグでの1年目。どんな形でも爪痕を残せたのは良かった」と笑った。

 

 ミドルブロッカーとして東海大学から加入した木本の身長は192㌢。他チームでは2㍍級の長身がそろうポジションにあって、その身長は高くはない。加入当初は「サイドアタッカーとして勝負したい」と本人の要望をくみ取りコンバートしたが、チーム事情や「木本の機動力、キレはセンターでこそ生きる」と小川貴史監督の判断もあり、再びミドルブロッカーに戻る。他のポジションを経験したことで自分の持ち味を再確認できた。「高さはないがスピードとタイミングで勝負できると感じた」と木本。リーグ序盤戦は出場機会に恵まれなかったが、徐々にコートに立つ回数は増え、先発出場することもあった。

 

爪痕を残したシーズンを終えた木本吉紀

 

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