バサジィ・フットサル 好結果をもたらした1巡目、勝負の9月決戦が始まる

2018/09/08
  • バサジィ大分

 ただ、選手層に不安があることは否めない。名古屋との試合ではファーストセットとセカンドセットの2通りのチームをつくり、選手を入れ替えながら戦った大分に対し、名古屋は3通りのチームで試合を回していた。また、個々の技量を見ても名古屋が一枚上手と言わざるを得なかった。名古屋が前線からプレッシャーを掛けてきたときにパスで回避しようとしたが、ドリブルで打開できる選手がいれば、違う結果になっていたはずだ。

 

 1巡目を終え、伊藤監督は「どのチームともしっかりと試合はできている」と話すが、勝ち切るためには「プレーの質を上げるとともに、選手のレベルアップ」を求めた。好材料として熊谷知紀や吉田圭吾ら若い選手が試合経験を積み、戦力として目処が立った。けがでコンディションが上がらなかった森村孝志やベテランの原田浩平が復調すれば駒不足は解決するだろう。首位との勝点差は9。これ以上離されないためにも、上位陣との直接対決を制することはもちろん、下位との対戦で取りこぼさず結果を追求する戦いが始まる。

 

守備の要であるがチームトップの9得点を挙げている森洸

 

(柚野真也)

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