バサジィ・フットサル チーム内競争がレベルを引き上げる

2018/08/08
  • バサジィ大分

 今季初の連勝で3位に順位を上げたバサジィ大分。伊藤雅範監督が「勝ちに値する試合だった」と総括した8節のフウガドールすみだ戦は、序盤に2失点したが、原田浩平の今季初ゴールで息を吹き返すと、守備から攻撃への切り替えの速さが増した。原田と同じピヴォ(ゴール前に一番近いポジション)のポジションを争う上福元俊哉、レイチが得点して勝てたことも今後への弾みとなるに違いない。

 

 この試合でバサジィに勝利を呼び込んだ要因は、チーム内に浸透する競争意識の高さに尽きる。今季は正GKのマルセロを固定し、フィールドプレーヤーはレイチ、田村龍太郎、熊谷知紀、森洸のファーストセット、上福元、白方秀和、ヴィトン、吉田圭吾のセカンドセットを交互に使っている。二つのチームを作ることで、出場時間がシェアされ、疲労を抱えずに全力でプレーできる。反面、二つのセットに入らなかった選手は出場時間が激減する。ただ、伊藤監督は1試合のうち、数分だけ二つのセットに入らなかった選手にチャンスを与える。そこで結果を残せば次は出場時間が増え、ゆくゆくは二つのセットの選手と入れ替えるという算段だ。

 

チーム内の競争を促す伊藤雅範監督

 

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