バサジィ・フットサル 序盤戦のサプライズを読み解く

2018/07/18
  • バサジィ大分

 開幕から5試合を終えて3勝1分1敗、バサジィ大分は勝点10でシュライカー大阪と並び、得失点差で上回り2位となっている。昨季、最下位のチームのここまでの戦いぶりは誰も予想できなかっただろう。躍進の要因は、徹底したハードワークにある。“魂のハードワーク”と名付けたくなるほど、全員が球際で戦い、ボールを奪い取ろうとする。誰一人手を抜くことなく、ボールを奪ったら素早く攻撃につなげるというスタイルは、なかなかできるものではない。伊藤雅範監督が積み上げたものが、しっかりチームに浸透していることの現れだ。

 

 ホームで今季初白星を挙げた7月15日の第5節エスポラーダ北海道戦では、3連勝と勢いに乗る相手に対し臆することなく自分たちのスタイルを貫いた。北海道の小野寺隆彦監督に「何もやらせてもらえなかった。大分の勢いに押された」と言わしめた。この試合では、ボールの奪いどころを相手陣内に設定し、攻撃的なアプローチがうまく機能した。2得点の田村龍太郎は「練習から対人の強度にこだわり、1対1で負けるなと監督に常々言われている。やることがハッキリしているので連動しやすい」と勝因を口にした。

 

「勝つことでチームの雰囲気は良くなっている」と田村龍太郎

 

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