バサジィ・バレー 現在の力を知った糧とすべき敗戦

2018/07/11
  • バサジィ大分

 徳丸善基コーチが監督に昇格し、始めての公式戦となった「天皇杯・皇后杯全日本選手権大会大分県ラウンド」。シードのバサジィは初戦の鶴崎工業高校をストレートで退けたが、準決勝で臼杵高校に敗れたため、目標とする大分県代表の座を得ることができなかった。徳丸監督は「大きく崩れることはなかったが、ここでやってはいけないという場面でサーブミスなどが出た。詰めが甘く、大事なところで得点できない弱さがある」と総括した。

 

 ただ、今大会では得点源として大きな成長を遂げた山下志保がチームを引っ張った。徳丸監督が「やる気があり、向上心が強い。自分がどんなプレーをしたいかコーチ陣に話し、率先して練習をする」と話すように、1月にチームが始動してから西原大樹コーチとマンツーマンでチーム練習とは別に練習前、練習後にスパイク練習をした。その成果は形として表れた。2試合とも2桁得点をマークし、チームに勢いをもたらした。相手のブロックを見極めてクロスとストレートに打ち分け、体勢が厳しければボールをコート外に弾き出すブロックアウトで得点を重ねた。山下は「調子は良くなかったが、練習でやってきたことを意識してプレーした。選択肢が増え、自分ができるプレーが広がった」と大きな手応えを得た。

 

初采配となった徳丸善基監督

 

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