バサジィ・フットサル 攻守のスタイルが明確、チーム内競争も高まる

2018/06/27
  • バサジィ大分

 Fリーグ開幕戦を白星発進し、次のホーム戦では黒星となったバサジィだが、4シーズンぶりに指揮する伊藤雅範監督の下、自分たちがやるべきことをきちんと把握できているという印象だ。

 

 今季のバサジィは、相手ゴールに一番近いポジションにいるピヴォにパスを出し、そのピヴォがボールをキープして攻撃に展開する“ピヴォ当て”と言われる戦術に取り組んでいる。ボールを奪えば、まずピヴォにパスを入れて手数を掛けずにゴールへ到達するというスタイルだ。

 

 守備面では、昨季よりも守備ラインを高く設定し、相手のボール保持者にプレスをかける戦術に取り組んでいる。より高い位置でボールを奪い、相手の守備隊形が整わない間に、攻撃できているのは、ハードワークという要素があってこそ。新チーム始動から今もフィジカルトレーニングは続く。

 

 もちろん、ラインを上げれば背後を取られ失点するリスクは高まる。そのため、ボールの出所を抑えるべく、前線のハードワークは必至だ。ただし、あまり深追いし過ぎると、今度は全体のコンパクトさを失うことになりかねず、そのバランスこそがこのスタイルのポイントになる。

 

前線で起点となるピヴォの上福元俊哉

 

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