バサジィ・フットサル 新シーズンに向けて伊藤監督 三つの秘策
2018/04/27
- バサジィ大分
3シーズンぶりにバサジィを指揮する伊藤雅範監督は、チームの現状を凝視し、謙虚な姿勢を貫く。だが、言葉の端々に勝利へのこだわりが、はっきりと感じられた。
①勝利へのこだわり
②「走力」はひとつの武器
③徹底したスカウティング
新生バサジィが始動して1週間余り。充実した時間を送っている。徹底的に体を追い込みながら綿密にコミュニケーションを取ってチームの団結力を日ごとに高めている。しかし、そんなピッチの熱さとは裏腹に伊藤監督は決して強気な発言はしない。ひと泡吹かせてやろうという気概があるのでは?と聞けば「こっちが先に泡吹いちゃいますよ(笑)」とかわす。しかし3シーズンぶりにバサジィを指揮する伊藤監督の言葉からは自信を読み取ることができる。
「うちは(最下位の)12番目のチーム。上に行くしかない。そのためにやるべきことを突き詰める」と語る。まず着手したのは、指揮官の哲学である「勝負へのこだわり」を植え付けること。「うちは挑戦者。厳しいシーズンになるが、強くて愛されるチームをつくりたい。勝利を追求するのは当然であり、ピッチで全力で戦う姿勢を見てもらいたい」と抱負を語る。一意専心の「意」を「戦」に変えた「一戦専心」という造語を掲げ、選手には「一戦一戦、目の前の試合に集中し、それが積み重なっているべき場所にたどり着く」と伝えた。それが今季の目標であり、チームは同じベクトルに向いている。
3シーズンぶりに指揮する伊藤監督