バサジィ大分 斎藤日向が語る勝利のカギ 逆境を超えた戦術とは 【大分県】

2025/03/03
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  • バサジィ大分

 全日本選手権の2回戦では、後半の早い時間帯に奪った斎藤の先制点が、試合の流れを大きく左右した。リードを奪うことで相手は積極的にボールを奪いに来ざるを得なくなり、その結果、守備のスペースが生まれる。大分にとって、試合を有利に運ぶための重要な一撃だった。このゴールの直前、斎藤は一度決定機を迎えていたが、その場面ではパスを選択。しかし、周囲の選手や監督から「シュートを打て」という声が飛び、次のチャンスでは迷わずシュートを選んだ。カウンターの場面では「確実に決めなければ」という意識が強くなり、パスを選ぶことも多い。しかし、最も重要なのはゴールを決めること。シュートの決断力こそが、勝利につながった場面だった。

 

 名古屋オーシャンズは戦力、実績ともに日本トップクラスのチームだ。名古屋は間違いなく大分の戦術を分析し、対策を練ってくる。そのため、チームとしては複数の戦術を準備し、それぞれの精度を高めることが必要となる。斎藤は「選択肢が少ないので、それを封じられる可能性は高い。ただ、選手それぞれがプレーのクオリティーを高めることで、相手の対策を上回ることができる」と言い切る。

 試合までの約3週間、プレー精度を高めて準備を進める。少数精鋭ながら、戦略と結束力で快進撃を続ける大分が番狂わせを起こす。

 

チームを勝利に導く斎藤日向

 

 

(柚野真也)

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