バサジィ・フットサル リーグ戦総括 けが人続出、最後まで攻守かみ合わず最下位
2018/01/31
- バサジィ大分
目標としていたプレーオフ圏内の5位の可能性が消滅した秋以降は、目の前の試合に集中して、自分たちのスタイルを取り戻すことに力点を置いた。それでも早い時間帯に失点すると、そのままズルズルと敗戦を受け入れてしまう。ボール支配率を高めて自ら主導権を握る時間帯もあったが、1試合を通して目指すフットサルが形となることはなかった。
唯一の明るい話題は仁部屋、森村の2人が、今シーズンも日本代表に選出されたこと。代表に長く君臨する仁部屋は別格だが、森村は代表の合宿、試合を経験するたびに、プレーに落ち着きと安定感が増した。セレクションからトップチームの契約を勝ち取り、日本代表まで上り詰めた“叩き上げ”の存在は、今後のクラブの目指す道を明確にしたのではないか。
2017/18シーズンを評価すれば、どうしても厳しいものにならざるを得ない。だが教訓と課題は今後に必ず生かされるはずだ。育成型クラブへの転換を進めるため、来年度には下部組織を設立する。クラブとして何を継承し、何を刷新するのか、もう一度吟味して、再スタートを切るしかない。
気持ちを切り替え3月の全日本選手権に挑む
(柚野真也)