バサジィ大分 4試合4得点のヒアンがチームを覚醒させる 【大分県】

2024/11/21
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 真面目で実直、チームメートには積極的に日本語で話しかけ、コミュニケーションをとる。シーズン途中に海外移籍したリシがチームを離れたことで、ピヴォ(最前線のポジション)が手薄になった。ヒアンは「自分がリシの穴を埋める。そんな思いが強くなった」と責任感が芽生えた。攻撃の起点となるべく「どのタイミングで、どの位置に顔を出すのがいいのか」、守備時は「アプローチのタイミングは間違ってなかったのか」。事細かにチームメートに確認を取り、双方がプレーしやすいように話し合う。

 

 「個人の得点より、チームが勝つことを優先したい」とヒアン。前線で体を張り、球際では戦う姿勢を示し、ハードワークを惜しまない。こうしたプレーはチームで重要視されている。「こちらから指示したわけではない。周りの選手を見て、自分で研究している」と狩野監督は感心する。最近は相手の守備を背負った状態でも頻繁にボールを預けられる。取り組む姿勢同様に、そのキープ力が仲間の信頼を集めている。周囲との連係を深めつつある優男は、本気でチームの優勝を狙っている。

 

「チームの勝利が自分の幸せ」と語った

 

 

(柚野真也)

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