バサジィ大分 アスリート力を高め、チーム力に還元する中断期間 【大分県】
2024/09/22
- バサジィ大分
守護神の上原拓也は「自分たちのスタイル、選手の距離感や関係性が確立されてきた」と、攻守の歯車がかみ合いはじめたことを実感する。6人の新戦力が加入した今季は、既存選手と互いのプレーの特徴を尊重し過ぎる余り「消極的なプレーとなり、躍動感に欠けた」(上原)。ただ、この中断期間は積極的にコミュニケーションを図り、一つ一つのプレーの質を向上させながら、チームの方向性を再確認できている。
個性が際立つ最前線の選手を軸に、連動したパスワークで攻撃が徐々に機能し、ドリブルやスピードのあるサイドの選手の持ち味が出るようなった。上原は「確実に走れるようになってきているし、個人的にも、チーム的にもうまくいっていると思う」と手応えを感じている。9月に入ってからは練習試合が増え、仕上げの段階に入った。
リーグ再開後は町田、浦安の上位チームと続けて対戦する。3勝1分5敗、現在9位のバサジィが、ここをどう乗り切るかが今季の分岐点となりそうだ。
「個人的にもチーム的にもうまくいっている」と語った上原拓也
(柚野真也)