バサジィ大分 味方の能力を最大限に引き出す「潤滑油」斎藤日向に注目 【大分県】
2024/05/30
- バサジィ大分
これまでの大分に少ないクレバーなタイプは、高校時代までサッカーとフットサルを並行してプレーした経験が生きているという。「サッカーのフィジカルとフットサルのテクニックのいいところを学べた」。帝京長岡高校の3年時にサッカーで全国高校総体、全国高校選手権に出場し、フットサルの全日本U-18大会で優勝を経験しているエリートだが、すぐに脚光を浴びたわけではない。卒業後にフットサルに専念したが、1年目は鳴かず飛ばず。2年目にFリーグ選抜の一員としてコンスタントに試合に出るようになってから、周りを生かし、自分も輝く術を得た。
昨季のリーグ戦が終わり、大分からのオファーを受け、「もう一段階、選手として上を目指したい」と移籍を決意。今季は攻撃的なフィクソとして2桁得点を目指し、「日本代表定着」を狙うが、「タイトルを獲ることが全て」とチームが勝つことで自分の評価が高まることを知っている。派手なプレーをするわけではないが、コートに立てばチームの歯車が滑らかに回り始める。それが斎藤日向の真骨頂なのだ。
タイトル獲得を目指す
(柚野真也)