バサジィ大分 野口茅斗キャプテンインタビュー「ゴール前の質を高める」
- バサジィ大分
3週間の中断期間を経て、リーグ戦を再開するバサジィ大分。前半戦を4勝3分5敗、勝ち点15で折り返し、暫定6位につけている。上位6チームで争うファイナルシーズンに向けて、今後も負けられない試合が続く。「アグレッシブなフットサル」を掲げる今季のチームスタイルを体現する、野口茅斗キャプテンに後半戦の意気込みを聞いた。(31日付大分合同新聞24面広告にも掲載)
―練習から雰囲気の良さを感じます。
(リーグ戦の)1巡目が終わってミーティングをしたときに、足りない部分が明確になりました。試合内容は悪くはなかったが勝ち切れなかった試合を減らすためには、両ゴール前のクオリティーを上げる必要があります。もう一つ、「ギアを二つ上げよう」との声も出て、一気に引き締まった感じがあります。
―今季、「アグレッシブなフットサル」を掲げていますが、手応えは?
昨季の途中から監督が代わり、今年はシーズンの初めから狩野新監督が指揮していますが、求められていることは昨季と変わっていません。監督は「1対1の局面で戦えない選手は試合に出せない」と、練習からはっきり選手に伝えています。1巡目のファーストセット(先発)で試合に出た選手の出場時間が長かったのは、求められる部分を出せたからです。残念ながら僕は、思うような出場時間を獲得できませんでしたが、課題は明確になっています。2巡目で、僕のような選手が試合に多く絡めるようになれば、チームの底上げができるはずです。
―野口選手の課題とは?
プレスの強度は出せたのですが、ボールを奪い切り、自分でゴールまで完結できるプレーが足りませんでした。(得点ランキング4位の)仁部屋和弘さんはそれができていたから結果も出せています。仁部屋さんから、「自分のところで奪い切るためにも、味方を動かすことを考えてプレーしてみろ。そうすれば守備から攻撃のところで茅斗の強みを出せる」とアドバイスを受けました。すぐに受け入れることができ、今は実践して、チームの力になれるように練習しています。
―2巡目が始まりましたが、ここから順位を上げるために必要なことは?
得点力です。点を取らないと勝てないし、お客さんは得点シーンを求めているので、ゴール前の質を高めることが必要だと思います。自分は派手な選手ではないので、しっかり走って攻撃の厚みを出し、はじいたボールに詰めるなど、泥くさいプレーをしていきたいです。