バサジィ・フットサル アグレッシブな守備で台風の目となる
2017/11/25
- バサジィ大分
彼らの言う『強度』とは、守備における運動量、プレスのスピード、球際の迫力などを指す。10月29日からの3週間のリーグ中断期間中に、自陣で守備ブロックを築いていた守りから、前線からの攻撃的な守備へと切り替えた。「自分たちから積極的に仕掛ける守備となり勢いがついている」と原田。取り組む前線からのプレスは強烈。前から敵を囲い込み、高い位置でボールを奪うと、カウンターで一気にゴールを襲う。この流れがチームに活気をもたらしている。練習から激しいボールの奪い合い、自然と出てくる大きな掛け声は、これまでになかったものだ。
リーグ終盤戦となり、ようやく自分たちの形を確立した。シーズン序盤は決まり事がなく、迷いながらプレーしていた選手が多かったが、今は目指す方向性にブレがない。40分間、フルにプレッシングを機能させるのは至難の業だが、選手を頻繁に入れ替え、総動員で全力プレーに徹する雰囲気が生まれている。今のバサジィは“敗北”の二文字を簡単に受け入れるチームではない。
練習から”強度”を上げる意識が強い
(柚野真也)