バサジィ・フットサル バサジィのエースとして、日本代表のエースとして
- バサジィ大分
フットサル脳を高める必要がある
Q:昨シーズンもセットプレーからの失点は多かったですよね。
A:セットプレーの認識が甘いんです。海外ではセットプレーの位置づけはかなり高い。高度で緻密です。セットプレーは駆け引きであり、戦術が凝縮されている。バサジィでいえば、セットプレーのオフェンスのレベルが低いから、守備の練習をしても大したレベルまでいかない。まずはセットプレーのオフェンス力を高めないといけない。それには“フットサル脳”を高める必要があるのかなと思います。
Q:そのフットサル脳を高めるために必要なことは?
A:個人の引き出しを増やすことです。そのためには見ること。試合の映像、普段の練習を見て、感じ取るしかない。相手がこの形で、こう動いたら、こんなことがあるよねというイメージを増やさない限り体は反応しない。選手は日頃から貪欲にプレーを見て盗む習慣をつけないといけないです。僕は運が良かった。若いときから日本代表に入っていたので、海外のプレーや最先端のフットサルに触れることができました。だからこそ、この経験をチームに還元したいし、選手としての心構えを若い選手に伝えたいと思っています。
Q:今季のバサジィは原田浩平選手や山蔦一弘選手ら30歳を越えるベテラン選手が加入しました。彼らがチームにもたらしたものは?
A:個人的にはすごく楽になりました。同じ価値観でフットサルを見ることができ、共有できるのは助かります。バサジィは若い選手が多いので、練習から手本となる選手が増えたのは、いい環境になったと思います。
Q:3巡目に入り、リーグ終盤を迎えます。今後はどのような試合をしたいですか?
A:とにかく1つでも多く勝つ。目の前の試合に集中して、ファン、サポーターに勝つ試合を見せたい。“勝者のメンタリティー”を持って試合に臨みたいです。
勝つためには勝者のメンタリティーが必要