バサジィ フットサル日本代表トレーニングキャンプ初招集の吉田圭吾「感謝の気持ちをプレーで恩返し」
2021/05/20
- バサジィ大分
荒削りだが守備で光るものがあった。本人の努力はもちろん、伊藤雅範監督が試合に使い続けることで才能が開花した。昨季は21試合に出場、8得点と攻撃力も身につけた。伊藤監督は「プレスの強度はリーグ屈指。チームが劣勢なときに二度追い、三度追いができ、ボールを奪い取ることができる。今の日本代表に一番必要な選手かもしれない」と評価する。仁部屋は「僕が教えられることは全て伝えた」と、弟のようにかわいがる吉田の初招集を喜んだ。そして、「ここから先は圭吾自身の対応力が必要となる。それはピッチの中だけでなく外でも。学べることも無限にある」とアドバイスを送る。
24歳での日本代表初選出は決して早くはないが、吉田は「今だからこそ学べるものがある。自分のできることを出し切り、これから自分に必要なことは何かを学びたい。それをチームに還元して、リーグ優勝につなげたい」と意気込む。
招集の知らせを聞いて、すぐに母親に連絡したという。「母の日に何もプレゼントを用意してなかったので、いい報告ができた」と吉田。「涙を流して『おめでとう』と言ってくれた」と恥ずかしそうに話してくれた。「島根から大分に呼んでくれたチーム関係者、送り出してくれた親や元チームメートに感謝しかない」。感謝の思いと多くの期待を背負って新たな一歩を踏み出す。
「代表に定着できるような選手になる」と語った
(柚野真也)