バサジィ 開幕シミュレーション  “強気な守備”で流れを引き寄せろ

2020/09/03
  • バサジィ大分

 攻撃で存在感を示しているのが、仁部屋和弘や5シーズンぶりに大分に復帰した小曽戸允哉のアタッカー、そして、得点源と期待される芝野創太。3者とも30歳を過ぎ、円熟期を迎える実力者だ。日本代表の実績があり、計算が立つだけに、覚醒が待たれる吉田圭吾あたりのパフォーマンスがカギとなる。小曽戸は「気持ちを出して戦うというところ。それが一番の自分の持ち味なので見てほしい」と語り、チームの現状については、「若い選手が多いので前のとき(前回在籍していたとき)とは少し違うけど、それでも監督のスタイルは、そこまで大きく変化している感じはない」と話した。

 

 対戦相手のすみだは好敵手。昨季F1プレーオフ準決勝で対戦し1勝1敗、2試合の得失点差も同じで、リーグ戦の順位が上だった大分が勝者となり決勝に勝ち上がった。伊藤監督は「昨季とはチームがガラリと変わったので今年は今年。まずは守備を安定して、相手の隙を突いていきたい」と考えている。守備意識を高く保ち、一体感を持って粘り強く戦いたい。ベテランも多いので大崩れする心配はない。昨年のようにスタートダッシュに成功して、一気に勢いに乗りたい。

 

選手に守備意識を落とし込む伊藤雅範監督(右)

 

 

(柚野真也)

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