バサジィ・バレー 「リラックスして、楽しんで勝つ!」今季加入のキープレーヤー石蔵沙笑が語る
- バサジィ大分
体力をつけて、体のキレを取り戻したい
―バサジィに入部して半年足らずですが、チームへの馴染み具合はいかがですか?
「チームのみんながすごく入部を歓迎してくれたので溶け込みやすかったのですが、バレーのスタイルに関しては今までやってきたバレーと違うので慣れるまで大変でした。今も足を引っ張っています。大学までは高速バレーを追いかけていたので、いかに速くレシーブからスパイクまでの時間を短くするかを考えていました。バサジィはレシーブを高く上げて、しっかり助走をつけて相手のブロックやレシーバーの位置を見て、打ち込むバレーです。選手個々の能力が必要なのでフィジカルを上げなければいけないです」
―チームの勝利に貢献するためには何が必要となってきますか?
「まずは体力をつけて、体のキレを取り戻すこと。そうすればサーブカットやブロックアウトのボールを落とさないプレーができると思います」
―ではチームに必要なことは?
「雰囲気はいいのですが、試合になるとみんな固くなるので、もっとリラックスして、自分のやりたいことをやればいいのに。まあ、私は立場的に偉そうなことは言えないですが、楽しくバレーをする。そして勝つ。それが一番です」
―チームスタッフはポイントゲッターとしての活躍を期待しているようです。
「まあ、そこは(伊藤)あかねさんというエースがいますし、私はぼちぼちで(笑)。相手のマークがあかねさんに対し厳しくなったときに、何らかの形で得点できればと思っています。自分の頭で思い描く動きと、実際のプレーには大きな差があるので、まだまだ時間がかかりそうですが」
―とはいえ、クラブカップが控えています。この大会での目標は?
「出場するからにはベストを尽くします。チームとしてベスト4以上を狙っているので、そこは達成したいです。個人的にはミスを少なくして、みんながプレーしやすい雰囲気をつくりたいです」
チームに加入して半年足らず。コンディションは万全ではないが、徐々に輝きを取り戻しつつある石蔵沙笑。小学校の頃から全国大会を経験しているバレーエリートは、そのキャリアだけでなくバレーセンスもピカイチ。「ボールに対する読み、スパイクをブロックに当てる位置など、瞬時に判断して何事もなくプレーする」と現場スタッフの評価は高く、クラブカップでは彼女の活躍がそのままチームの勢いとなるはずだ。
(柚野真也)