2020ルーキーファイル(バサジィ・バレー) 藤川小町 小さなバレーボーラーの大きな武器

2020/06/16
  • バサジィ大分

 バサジィ大分の社会人女子6人制バレーボールチームで、最も身長が低い選手でもある藤川小町。147㌢の“マイクロプレーヤー”として4月から入部し、自分の居場所を築きつつある。中学から高校、高校から社会人になる時も、母親から「バレーをしている姿を見たい」と後押しされ、競技を続けている。藤川は「今もそうだけど、結果的にはバレーをやめずに良かったと思っている。私はじっとしていられないし、動いていないとダメみたい」と笑う。

 

 幼い頃から体は小さかったが元気いっぱい。落ち着きのない“ガサゴ”だった藤川は、幼稚園のときにバレーボールを勧められる。身長は思うように伸びなかったが、小学、中学では俊敏さと男まさりの度胸でプレーは上達した。高校では「やるなら強い学校でプレーしたい」と臼杵高校に入学し、初めての寮生活で戸惑いながらも「充実した3年間」を過ごした。高校屈指の強豪校である東九州龍谷高校の壁は高く、厚かった。3年間で一度も破ることはできなかったが、九州大会では好結果を残すことができ、3年間でレシーブ力に加え、一撃必殺のサーブを手にした。

 

バサジィで最も小柄な藤川小町

 

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