バサジィ・フットサル 守備意識高く、2巡目も好調を維持

2019/08/21
  • バサジィ大分

 リーグ戦2巡目に入っても好調だ。バサジィ大分は13節のエスポラーダ北海道に5-2で勝利し、暫定ながら首位に浮上した。開幕戦でエース・仁部屋和弘の2得点などで勝利すると勢いに乗った。3節では昨季無敗優勝した名古屋に5-2で快勝し、6連勝。伊藤雅範監督は「リーグ戦は長い。気を緩めることなく、勝つために最善の策を練りたい」と話し、勝って兜の緒を締めた。序盤戦はゴールを量産する攻撃力に目が向けられたが、「守備を構築すること」(伊藤監督)がテーマだった。

 

 後方からの的確なコーチングと相手の決定機を抜群のセービングで阻止する日本代表GK矢沢大夢を中心に、堅守から試合の流れをつかみ、勝ち点を重ねた。しかし、今季唯一の黒星を喫した9節・バルドラール浦安戦で矢沢が左膝前十字靱帯を断裂し、今季の復帰が絶望的となる。矢沢は「最少失点を続けたい」と自信を深め、日本代表候補合宿に召集された矢先のアクシデントだった。替えの効かない選手だっただけに、チームは窮地に追い込まれたが、伊藤監督は「今いるメンバーで最善の戦い方をする」と気丈に振る舞い、選手の力を引き出すことに専念した。

 

矢沢大夢の穴を埋める岩永汰紀

 

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