トリニータ トンネルを抜け、柔軟な戦い方が可能に

2018/08/05
  • 大分トリニータ

 5戦未勝利のトンネルを抜け、勝利を収めただけではなく、戦い方の幅も広がった印象だ。21節の徳島戦で3失点、続く甲府戦で4失点と大量失点したことで自信を失っていたが、23節からの3試合は勝てはしなかったが試合内容は決して悪くはなかった。

 

 例えば、25節の愛媛戦は10人が自陣深くに引く徹底した籠城戦を行った相手に対し、後半は3−4−2−1から3−3−2−2、4−3−3とシステムを変更して中盤、前線の枚数を増やして応戦した。23、24節に続き、決定力を欠き無得点に終わったが、26節の岐阜戦では試合開始から中盤に3人のボランチを並べる3−5−2のシステムで主導権を握り、2−0で勝利を収めた。

 

 西山哲平強化部長は「なかなか勝てなかったが不安はなかった。選手は試合ごとに監督の戦術を理解していたし、あとはどうやって得点し、失点をゼロに抑えるかだけだった」と監督や選手を信じていた。「対戦相手に応じて選手を選べ、スタイルを変化させ、より結果を出せるチームになった」と分析する。

 

練習後も選手間で話し合う場面が増えた

 

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