大分トリニータ 提示を明確化し、選手に躍動感もたらす 【大分県】
2024/09/13
- 大分トリニータ
残り8試合となったリーグ戦の目標を「残留」に切り替えた大分トリニータ。前節の山形戦に敗れ、7勝11分12敗で16位となった。J3に自動降格する18位との勝ち点差は6。チームの現状を憂慮する一部のサポーターから抗議があり、クラブは「片野坂(知宏)監督体制のもと、選手・スタッフ・フロント一同が団結し、大分トリニータのフィロソフィーである『諦めない、一体感、アグレッシブ、ハードワーク』を改めて全員が心に刻み、必ずJ2に残留するという強い覚悟をもって戦い抜く」と発表した。
「結果が出ない原因は現場の責任者である自分にある」と語る片野坂監督は、勝つためのサッカーを色濃くすることを宣言。これまで対戦相手によって戦い方を変えてきたが、自らが意図を持ってアクションを起こし、「選手たちが迷いなく思い切ってプレーできるようにしたい」と選手への提示を明確化する。
これまでの試合は、けが人や出場停止者が多かったことにも起因するが、自分たちのスタイルを押し出すよりも、対戦相手の戦い方や試合展開に依存することが多かった。直近の3試合は無得点。自らが意図を持ってアクションを起こす攻撃は、あまり見ることができなかった。
次節に向けて戦い方を明確に提示した