大分トリニータ 戦力を底上げするニューパワー 【大分県】

2024/06/15
  • 大分トリニータ

 今季加入した大分トリニータU-18出身の3選手が先発出場した。12日に行われた天皇杯3回戦の鹿児島ユナイテッドFC戦で、松岡颯人、木許太賀、小野俊輔の3選手がピッチに立ち、勝利に貢献した。片野坂知宏監督は「自分の良さを出し、躍動感があった。この試合で得た経験を成長につなげてほしい」と期待する。

 

 木許は右のサイドハーフ、小野は右サイドバックで出場。同サイドで縦関係に配置された2人は、大分U-15から一緒にプレーしたコンビネーションを発揮し、高い位置を保ち攻撃を組み立てた。「思ったより緊張せずにプレーできた」と小野。本来のセンターバックとは異なるポジションであったが、落ち着いてプレーし、1対1の場面ではしっかり守備対応した。

 持ち味の突破力を発揮した木許は決定機に絡んだ。試合終了間際に訪れたビッグチャンスでは、「相手が寄せてくるのが見えたので(中央に)切り返し、シュートまで完璧だった」。イメージ通りのシュートは相手GKの手の届かないところを狙ったが、カバーに入ったDFに弾き返された。「あのシュートが決まっていれば」と悔やんだが見せ場をつくった。

 

決定機をつくった木許太賀

 

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