大分トリニータ 始動レポート 早くも浸透する「新カタノサッカー」 【大分県】
2024/01/09
- 大分トリニータ
3季ぶりに復帰した片野坂知宏監督の下で、8人の新戦力を加えたチームが動き出した。未知数な部分が多いのも確かだが、グラウンドの雰囲気は悪くはない。
「大枠のコンセプトは選手に伝えたが、プレーする選手が考え、躍動するようなサッカーをピッチの上で表現していきたい。戦い方を合わせて、そのなかで個々の強度やクオリティーを高め、目標を達成するために最後まで戦えるチームにしなければいけない。応援してくれる方々が熱狂する、進化した『新カタノサッカー』を見せたい」
初日の練習を終えた片野坂監督はあふれる思いを語り、新チームのコンセプトをひもとくヒントを与えてくれた。チームの始動は1月8日。前回指揮した6年間は開幕まで6週間でチームをつくっていたが、今年は例年に比べて1週間早い。「昨シーズンの終わりが早く、オフが長かったので、選手の体調面などを管理したかった」と片野坂監督。現時点ではまだ始まったばかりで、シーズンに向けて体を目覚めさせ、フィーリングを確認し、選手への意識付けを行っている段階だが、指揮官の目指すスタイルは明確だ。
初日の練習ではコンセプトの意識付けを明確にした