大分トリニータU－18で、トップチームの試合に出場可能な２種登録選手となっている保田堅心と佐藤丈晟の２人が、来季からトップチームへの昇格が決まり、このほど、通学している大分東明高校で記者会見を行った。大分フットボールクラブの榎徹社長は「育成型を標榜（ひょうぼう）するクラブにおいて、アカデミーの２選手が昇格するのはうれしい限り。すでに２人ともトップチームの公式戦に出ているが、さらなる活躍を期待している」と話し、西山哲平GMは「今年２月からトップチームに帯同して練習し、この間に一気に成長した。クラブが目標とする、試合出場選手の50％をアカデミー出身者で占めることができるように、レギュラーを目指してほしい」と期待する。

　トップチームの直近３試合のうち２試合に先発出場する保田の評価は高い。西山GMが「運動量が多く、左右にパスを散らして前に飛び出ることができる選手。早々にトップチームの中心になれる」と太鼓判を押せば、下平隆宏監督は「守備範囲が広く、セカンドボールへの反応がよく、大胆でダイナミックなプレーができる。２、３年で海外に飛び出せる。（日本代表の）遠藤航のような選手になれる素質がある」と話した。

トップチーム昇格記者会見が行われた