大分トリニータ 下平隆宏監督インタビュー 「攻め勝つサッカーをしたい」

2022/02/18
  • 大分トリニータ

 1年でのJ1昇格が重大使命。現実的なことを考えれば、勝ち点3がどうしてもほしい試合では、守備的に戦うことも選択肢の一つだ。しかし、下平監督にはそうした考えはない。あくまでも、「攻め勝つサッカー」を貫こうとしている。

「質の高いサッカーができたとしても、それが結果につながるとは限りません。自分たちのスタイルがあればあるほど対策をされやすい。これまでの練習試合を振り返ると、前からプレスにいくと裏返されて(長いボールを蹴られて)逆にカウンターを食らうことがありました。行ったり来たりで落ち着かない試合になることもあると思いますが、それでも自分たちのサッカーを貫いて、自分たちのペースで試合ができるようにしたいです」

 

 明日から始まるリーグ戦。今季は昨季以上の過密日程を強いられる中、指揮官のマネージメント力が問われる。開幕戦を含めて、シーズンの戦い方は整理できているようだ。

「J2のリーグ戦は試合が多く、我々はカップ戦も戦わなければいけない。非常にタフな日程となります。根幹となるポジションはある程度固定することになりそうですが、調子のいい選手を使いながら乗り切りたい。選手層はJ2の中では厚い方だし、いい選手がそろっています。誰がスタートで試合に出るか確約できない状況は、いい競争につながっています。

 開幕戦は42分の1という考え方もありますが、ホームで試合をする以上は負けられない。いいスタートが切れるか、そこでつまづくかでシーズンの流れは変わります。サポーターに今季最初のお披露目の場となるので、勝って喜びを分かち合いたいです」

 

 

「開幕戦が楽しみ」と語った下平隆宏監督

 

 

(柚野真也)

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