トリニータ 片野坂知弘監督インタビュー「持っているパワーを出し切って、最後まで強い気持ちで戦うことが大事」

2021/11/04
  • 大分トリニータ

大分トリニータは11月7日、昭和電工ドーム大分でガンバ大阪と対戦する。片野坂知弘監督 にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は11月4日付本紙に掲載)  

 

 主力選手が大幅に入れ替わり、チームを一から作り直してスタートした今シーズン。6年目の指揮官・片野坂知弘監督にとって、これまでにない試練が続いている。「苦しい経験の中、チームは非常にたくましくなり、幅も広がったと思う。今年を乗り越えることができれば J 1に定着できるチームになっていくと期待しています」。目指すは残留。確定へ向けてラストスパートだ。

選手たちにはどのような言葉を掛けていますか?

 これまでも、これからも同じですが、とにかく今の順位や勝ち点は意識せず、目の前の一戦一戦に対して90分切らさず、自分の持っているパワーを出し切って、最後まで強い気持ちで戦うことが大事だと伝えています。僕の役目は試合に勝つことだけに集中させることだと思っています。

 

厳しい戦いの中、選手たちは自信を持ってプレーしていますね。  

 そうですね。シーズン当初はいろんな選手を組み合わせながらトライしてきましたが、けが人が出るなどのアクシデントも重なり、結果が出ない要因は何なのかを突き詰めながら非常に苦しい思いをしてきました。今は戦術の落とし込みができている状況なので、(戦術の)決まりごとを守った上でアプローチの仕方など選手個々の判断に任せたり、少しずつバリエーションが増えてきたように思います。

 

―ここにきて攻守が安定してきた感があります。

 クラブの協力で夏場の補強により何とかやり繰りする中で守備が安定し、攻撃のところでもエラーがないのは非常に良いことです。サッカーにはミスがつきものですが、仮にミスしても全員でカバーできています。まだまだ得点力は物足りないですが、チャンスは確実に増えつつあります。

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