
珠玉の一枚 Vol.41 【大分県】
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大分トリニータは17日、昭和電工ドーム大分で柏レイソルと対戦する。FW渡辺新太選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は16日付本紙に掲載)
今シーズン、新潟から移籍してきた渡辺新太選手。背番号16は、新潟で1年目に付けていたそうで、「初めてのJ1の舞台なので初心に戻るという気持ちと、その時に2桁ゴールを取っていて僕の中で縁起の良い番号なので16番にしました」と話してくれた。開幕戦となった徳島戦では同点弾を放ち、ゴールゲッターとしての存在感でサポーターを喜ばせた。今後も貪欲にゴールを目指せ。
―チームのここまでの戦績をどう受け止めていますか?
満足していません。特にC大阪戦や広島戦では80分以降にもったいない失点があり、今後、減らしていける部分だと思っています。J1リーグで戦ってみて、選手個々のレベルは高いし、組織的にあまり崩れない印象です。
―今後、高めていきたいところは?
チームとしてはボールを持つ時間を長くして攻撃の時間を増やしたいです。(ボールを)持っていないときは守備をすることになるので攻撃のパワーを出しにくいですが、怖がらずに自信を持ってボールをつないでいきたい。相手から押し込まれたときも下がらずに、状況を見ながらボールをつなぎ、カウンター攻撃に結び付けていけたらと思っています。
―個人的には?
新潟ではサイドハーフをしていましたが、大分ではシャドーをすることが多いです。自分はストライカーだと思っているので、ゴールは自分の評価に直結するため増やしていきたい。ただ、ゴールだけを求められているわけではないので、違う部分の関わりを増やしていったら自然とゴール前にも入っていける。チャンスがあったら決める自信があるので、そこは積極的に狙っていきたいです。もっと大分のサッカーに順応して、自分の良さをどんどん出していきたいと思っています。
―新潟の生え抜きということで、大きな決断の下で移籍されたと思います。改めて気持ちを教えてください。
まずはJ1というのが一番でした。新潟でJ1昇格を目指していましたが、25歳という年齢のことも考えて〝J1で挑戦〟という決断に至りました。それと大分のサッカーって面白いなという気持ちもありました。
―具体的には?
後ろから丁寧に(攻撃を)組み立ててボールを大事にするところや、みんながゴールに向かってしっかりハードワークをして、統一感のあるサッカーをしているところが魅力だと思います。
―最初、チームの印象はいかがでしたか?
みんな仲がいいと感じました。新潟のときと比べて年齢層が高いですが、ベテランも若い子もいてバランスが良く、特にベテラン選手を中心にいい雰囲気がつくられているなと思いました。どの試合も負けられないですが、ホームというのは特別で、意地とプライドを見せて勝ちます!
(小野郁)
=プレー写真は大分トリニータ提供=
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