トリニータ 新戦力チェック 新しい風は吹いたか!?
2021/03/04
- 大分トリニータ
J1リーグ戦に続きYBCルヴァンカップが開幕した。大分トリニータはヴィッセル神戸と対戦して1−3で逆転負け。リーグ、カップ戦とも未勝利となった。片野坂知宏監督は「これまでの2試合、どちらもホームで迎えたが結果は残念。自分たちらしい主導権を握るサッカーができなかったが、いろんなメンバーを起用できた。タイトなスケジュールが続くが、ベストメンバーを探りながらやっていく」と語った。
厳しい船出となったが光明を見いだすとすれば、これまでの2試合で26人の選手が試合に出たことだ。ここでは注目の新戦力の“デビュー戦”をチェックする。
MF渡辺新太
自身初のJ1でのプレーだったが、アグレッシブにゴールに迫るスタイルが通用することを証明した。リーグ開幕戦で先発起用されると、開始4分に相手GKまでボールが下がった途端に間合いを詰め、強引にボールを奪い無人のゴールに流し込んだ。(渡辺の)激しい守備は反則となり得点は認められなかったが、持ち味を発揮した。
後半はトップ下の左右の位置が入れ替わったが、周囲との連係は悪くはなく、「ガツガツいくのが自分の長所」と前線からボールを追い、14分に移籍後初ゴールを決めた。
プロ4年目、初めての移籍で環境だけでなく、チームのプレースタイルに戸惑うことも多いが、「周りとかみ合えば、もっと良くなる」と新天地で上々のスタートを切った。