トリニータ 明確な目標値を示し、新シーズンスタート

2021/01/21
  • 大分トリニータ

 大分トリニータが動き出した。17日にシーズン必勝祈願、新体制発表会を終えた翌日の午後、大分市内の練習場に片野坂知宏監督以下、全スタッフと新加入12選手を加えた全選手が集結。ミーティングから軽く体を動かし、コミュニケーションを図るパス回しなどのメニューで初日を終えた。今後は徐々にフィジカルを高め、片野坂監督が「まずは大分の戦術を理解してもらい、どんなプレーをしてほしいのか明確にしたい」と新体制発表会見の席で語ったように、戦術を落とし込む。

 

 初日のミーティングでは片野坂監督から、今季の目標と修正する課題が数値として挙げられた。チームの目標は1桁順位となる9位以内。「勝ち点50以上、得点は45、失点は40~45を達成すれば目標が見えてくる」。この数値の算出には、今季は例年より2チーム多い20チームでリーグ戦が行われ、34試合から38試合に増えることを加味し、20チームでリーグ戦が行われるイングランドのプレミアリーグを参照したという。また、38試合を5クールに分け、第1から第4までの1クールを8試合とし、3勝2分3敗で勝ち点11。第5クールは6試合とし、2勝2分2敗で勝ち点8。計画ではトータル勝ち点52になる算段だ。

 修正する課題においては、得点が過去2年とも40点未満に終わったデータを示し、「得点が勝ち点につながる。そのためには(得点機に関わる)当事者の戦術理解とクオリティーが直結する」と説き、セットプレーから失点の多かった昨季の傾向と対策を具体的に示した。

 

 開幕に向けてし烈なポジション争いが始まる

 

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