トリニータU―18 日本クラブユース選手権で過去最高を目指す

2020/12/23
  • 大分トリニータ

 18歳以下の第44回日本クラブユース選手権に出場する大分トリニータU―18。今年のチームは昨年から主力として試合に出たメンバーが多く、トップチームに2種登録された選手が6人いる。浮気哲郎ヘッドオブコーチングは「スタメンからサブを合わせて実力のある選手が多く、あうんの呼吸でプレーできる」と評す。

 

 トップチーム同様にチームのスタイルは、ボールを動かし、相手を変化させ、隙を逃さずに得点を狙う。コロナ禍で、例年より公式戦が少なかったが、「練習でコンビネーションを合わせる時間が増えたし、試合に懸ける思いは強くなった」と平川絢大(3年)。今年限定で開催された、九州の強豪クラブ、強豪校で行われたリーグ戦でチームとしての戦い方を整理し、日本クラブユース選手権九州地区予選では第2代表の座を射止めた。屋敷優成(2年)は「高い意識を持っていたことでチームがまとまった」と振り返る。

 

 平川、屋敷に加え、U―18日本代表候補の弓場将輝(3年)がチームの中軸を担う。3人ともトップチームのカップ戦でメンバー入りし、屋敷、弓場は試合に出場した。浮気ヘッドオブコーチングは「トップチームの試合を経験して、強度や勝負の厳しさを知った。彼らがそれらの経験をチームに還元し、チームのレベルは一段階上がった」と話す。トップチームへの昇格が決まった弓場が、豊富な運動量で中盤を動き回り、何度も動き直し、相手の背後を狙う平川や屋敷にパスを送り、決定機を作り出す。

 

「得点で勝利に貢献したい」と語った平川絢大

 

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