トリニータ 野村直輝インタビュー「何としてでも勝ってやるという勝利への執着を、選手がもっと表現しないといけない」

2020/11/24
  • 大分トリニータ

大分トリニータは25日、昭和電工ドーム大分でセレッソ大阪と対戦する。MF野村直輝選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は24日付本紙に掲載)

 

 「入団する時、強化部長に『11番空いてますか?』と聞くと、『田中達也選手が希望しているので2人で相談して』と言われ、達也に聞いたら『ノムさんは10番キャラだから』ってことで10番になりました(笑)。背番号へのこだわりは特別ないです」と屈託のない野村直輝選手。有酸素のトレーニングを増やしたり、フィジカルコーチと共に2部練習をしたりしてコンディションの維持と向上に努めている。

 

―長期間、膝の痛みが続いていたそうですが、一番辛かったのはいつ頃ですか?  

 6月に離脱して7月の中旬に合流しましたが、合流した当日にまた痛みが出て、もう1回ゼロからのスタートとなった時にはさすがに落ち込みました。今はリハビリもうまくいって、かなり(膝の状態は)落ち着き、良くなっています。

 

―膝の痛みから復帰して試合を重ねるたびに、味方とのタイミングは合うようになってきましたか?  

 まだ納得がいくほどではなく、もがいている最中です。カタさん(片野坂知宏監督)やスタッフが試合ごとに変わるチームの狙いに合わせて、選手同士の組み合わせをすごく考えているなということが(メンバー選考から)伝わってきます。だから、みんなその狙いをちゃんとやろうと、しっかり練習しています。 ただ、試合ラスト10分のところで相手がかなり引いた時には、チームは言われたことだけをやるんじゃなくて、自分たちのアイデアで勝負したり、臨機応変さみたいなのがちょっと足りないかなと感じています。

 

―決定機はつくっているが得点できない、攻撃陣としてはどうですか?  

 「惜しい」だけじゃダメ、6位以内という目標を掲げた以上、最後までやり続けないといけないと思っています。もっと点を取りに行く姿勢だったり、泥くささ、何としてでも勝ってやるという勝利への執着を、選手がもっと表現しないといけないと思いますし、最後までそれを貫くことも大事で、その先に結果がついてくると信じています。

 

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