トリニータ 心に変化。「自分に何ができるか」を問う岩田智輝
2020/05/06
- 大分トリニータ
新型コロナウイルスの感染拡大によって1年延期が決まった東京五輪。Jリーグも開幕した途端に中断。想定外の打撃を受けたが、嘆いてばかりもいられない。苦難を乗り越えようと立ち向かっているのがDF岩田智輝だ。「この期間を成長期間にしたい。シーズン中にはできなかったトレーニングに取り組み、(当たり負けしないように)体を大きくしている」と話す。東京五輪については、「僕は当確線上ではなく、厳しい立場だったと思っている。1年伸びたことで成長できるチャンス」と捉える。
クラブの練習が休止して以降、岩田は「休みのときほど差をつけるチャンス」と気持ちを奮い立たせ、トレーニングに励んでいる。「毎日、体幹、自重筋トレをして8㌔走っている。リーグ再開後は連戦になると思う。体に負荷がかかるので、けがをしない体もつくりたい」とオフシーズンより意識を高く持っている。気持ちが落ちることはないが「たまに、リフティングとかしていたら思い切りボールを蹴りたくなる。あらためてだけど、サッカーは人がいて成り立つものだし、当たり前にサッカーができることを普通と思っていたけど、そうではなかった」としみじみ語る。
昨季は自身初のJ1を経験した