トリニータの歴史を彩った選手たちの今② 西野晃平(日本文理大学サッカー部監督)

2020/04/07
  • 大分トリニータ

九州のサッカー界を盛り上げたい

 

Q:西野さんの今後の目標は?

 まずは九州制覇。その先に日本一があります。最近は高校も九州のチームが結果を出せていないので、九州のサッカーを盛り上げるためにも強いチームにならなければいけない。それと大分出身の選手を増やしたいです。県内選手には窓口を広げていますし、県外の高校に越境入学した選手に対しても大学は地元に戻ってくるようなスカウトもしています。

 

Q:九州のサッカーを盛り上げるためには大分トリニータの活躍も欠かせません。OBとして期待することはありますか?

 チームが強くなって、もう一度タイトルを取ってほしいです。目に見える結果を望んでいます。そして、大分のサッカーはこうだよねというスタイルを残してほしい。今の監督、フロントにはその力があると思っているので、何十年後も変わらぬ土台をつくってほしいですね。

 

Q:県内には西野さんをはじめ、OBが指導者になっていますね。

 トリニータでは片野坂(知宏)さんが監督、(西山)哲平さんがGMとなっているし、一緒にプレーしたことのある(吉村)光示さん、ウメさん(梅田高志)がアカデミーの監督。九州スポーツカレッジの金本圭太さんも大分東明の有村光史さんもOB。他にも多くのOBが県内のサッカー界にいる。練習試合をしたり、情報交換は密にできるし、つながりがあるのはありがたい。トリニータをトップとして、選手を吸い上げるような仕組みができたら面白いなと思います。

 

 

■プロフィール■

にしの・こうへい/1982年4月15日生まれ、兵庫県出身。御影工業高校―日本文理大学―大分トリニータ―水戸ホーリーホック―ファジアーノ岡山、大分トリニータ在籍は1年間。J1通算8試合1得点、J2通算146試合34得点。ヘディングの強い屈強なストライカーとして活躍。現在は日本文理大学サッカー部の専任監督。

 

 

(柚野真也)

 

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