トリニータ 今季ラストゲーム、攻め勝ち来季につながる試合を

2019/12/04
  • 大分トリニータ

 6年ぶりのJ1シーズンも残り1試合。リーグ戦4試合を残し、当初の目標であった残留を決めた大分トリニータは、「勝ち点50、1桁順位」に目標を上方修正した。現在、勝ち点47で7位、最終節のC大阪に勝てば、目標は達成できる。優勝と残留、とりわけこの二つの争いから外れたチームが、いかなる方向へモチベーションを傾けるのかが興味深い。

 

 勝利のためには、少なくとも1得点以上を挙げなければならないが、直近5試合でも得点は2試合、複数得点は1試合と苦戦している。後方からパスをつなぎ、試合を組み立て、主導権を握るが、ゴール前を固めた相手に得点できない。2巡目に入った後半戦からの課題だ。

 

 片野坂知宏監督はこの課題に対し、前線の動きをスムーズにするために選手それぞれの役割を明確にしている。実際に前節の仙台戦では多くの時間でオナイウ阿道が前線に張り、三平和司が引き気味にボールを受けてリズムをつくった。得点こそ挙げられなかったオナイウだが、相手の厳しいマークを受けながら起点となっていた。三平も献身的に動き、決定機に絡んだ。

 

得点への期待が高まる三平和司

 

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