OITA SPORTS

6/30 MON 2025

supported by

西石油グループ

サッカー サッカー

トリニータ 鈴木義宜インタビュー「どれだけ自分に矢印を向けて、自分の課題と向き合っていくか」

トリニータ 鈴木義宜インタビュー「どれだけ自分に矢印を向けて、自分の課題と向き合っていくか」

 大分トリニータは10日、昭和電工ドーム大分でガンバ大阪と対戦する。DF鈴木義宜にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は8日付朝刊に掲載)

 

 残り4試合、早々にJ1残留を決めたトリニータ。後半戦、やや足踏みした期間のことを尋ねると、「勝てないってずっと思っていました(笑)。ただチャンスで決めきれてないシーンが多く、ならばもっとチャンスの回数を増やしていこうと考えました」と話す鈴木義宜選手。今シーズン、監督から託されたキャプテンの任については特に意識することがなかったというが、チームが順調に戦ってきたことの裏返しでもある。さらなる高みを目指して突き進め。

 

―ちょっと早いですが、今シーズンを振り返っていかがでしたか?

(チームの)雰囲気もいいですし、お客さんにもたくさん入ってもらえて、トータルで楽しめています。とりわけ2万人超は気持ちも上がり、うれしかったです。

 

―J1で確かな手応えをつかみ取ったという感じでしょうか?

どのカテゴリーにいても、一年を通して自分たちのサッカーができたり、できなかったりするなかで“勝ち”を拾えているので、そういう意味でもまあまあ良かったかなと。でも欲を言えば、自分たちが主導権を握る試合をもっとやれていたらとも思います。

 

―最近ではロスタイムに決めた浦和戦。逆にロスタイムに逆転や同点にされたこともありましたね。

毎回、勝つために準備をして試合に臨んでいますが、結果がどう転ぶかは紙一重の部分が大きいなと。チャンスを決めきれるか否か、特にJ1は一発で仕留める選手が多いので、そこはより注意深く戦いました。

 

―この一年、チームも成長しましたね。

そうですね。最初の頃よりはチームとしてできていることは多いとは思います。でも、まだまだ技術だったり、体のコンタクトだったり、力の差を感じる部分は多々あります。個々の選手がどれだけ自分に矢印を向けて、自分の課題と向き合っていくかということが大事だと思っています。

 

―今年、大学(宮崎産業経営大学)の後輩、長谷川雄志選手が入ってきましたが、やはりうれしいものでしょう。

はい、まあ。でも、部活動で重なってなくて、トリニータで「初めまして」だったので入団前にアドバイスなどはしていません。ボランチとして試合に絡むことも多く、活躍していていいんじゃないでしょうか(笑)。

 

―これまで2シーズン連続フルタイム出場中ですが、特別なケアを心掛けていますか?

イエローカードを3枚もらっているので4枚目をもらわないよう祈っています(笑)。ケアについては、意識的にマッサージをしてもらったりはしますが、特に時間をかけて、とかはないです。けがなく試合に出られることは幸せなことで、ありがたいです。

 

―J1残留も決まりました。残り4試合、どういう気持ちで臨みますか?

個人としてもチームとしても“チャレンジ”していくべきだと思います。言い換えれば成長するためのチャレンジ。プラスなチャレンジをすることで、また課題も見えてくると思っています。

 

(小野郁)

 

=プレー写真は大分トリニータ提供=

大会結果