キヤノンアスリートクラブ九州 収穫の多い今シーズンを振り返る 【大分県】

2024/02/26
  • キヤノンアスリートクラブ

 伸び盛りの水谷陽菜も手応えを感じていた。「憧れの選手と一緒に走れたうれしさはあったが、やるからには日本トップレベルを目指したいと思えるようになった」という。日本一を決める全日本駅伝に出場したことは、来季以降の選手のモチベーションにつながった。後藤監督は「出場することが目標でなく、結果を残したいとそれぞれが意識するようになったことで、練習の質が上がっている」と語る。

 

 来季は全日本駅伝予選会の予選突破を最低限のノルマとし、故障しない体づくりとともに走り込みの量を増やしている。市原は「大分県出身の選手として地元の方に応援される走りをしたい。期待を結果で返したい」。水谷は「昨年の全日本駅伝予選会は800人の応援があり、大きな力をもらった。昨年は先輩方と応援によって全日本駅伝に出させてもらったが、今年は自分の走りでチームを引っ張っていける存在になりたい」と明確な目標を掲げた。

 

全日本駅伝でアンカーを務めた水谷陽菜

 

 

(柚野真也)

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