吹奏楽 一音に心を込め、責任を持ち演奏する中根萌莉(大分鶴崎高校3年) 【大分県】

2022/11/16

 「低音から高音まで、どんなメロディーでも広い音域で演奏できることがクラリネットの魅力」と話す大分鶴崎高校吹奏楽部の中根萌莉(3年)。4歳の頃からピアノを習っていたが、中学1年生の時に、違う音楽を学びたいという好奇心から吹奏楽部に入った。クラリネットを選んだが、「簡単に見えたが、最初は音を出すのも難しかった」。初めて触れた吹奏楽の世界は、1人で鍵盤と向き合うピアノの演奏とは違う学びがあったと当時を振り返る。

 

 毎日練習を重ね、中学2年で県アンサンブルコンテストに出場すると県代表に選出され、九州大会では銀賞受賞。また翌年には、県吹奏楽コンクールで県代表として九州大会へ出場し、銀賞を受賞するなど数々のコンクールで結果を残した。中学からのスタートだと感じさせない中根の急成長を支えたのは、毎日の練習だった。「練習を始める前の基礎練習を大事にしている。この音をコンクールで聞かせると思って集中する」と、本番のように演奏するという強い信念があった。

 

自分の音と向き合い、一音を大切にする中根萌莉

 

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