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情報科学高校コンピューター部、全国大会出場と難関の国家試験合格を目指す

情報科学高校コンピューター部、全国大会出場と難関の国家試験合格を目指す

 全国パソコン技能競技大会の情報処理技能競技で全国大会を目指す、情報科学高校のコンピューター部。昨年は個人戦に三浦弘之(3年)と住吉真帆(2年)が出場したが、団体戦での出場を逃した。3年生が引退し、2年生2人、1年生5人と部員は少なくなったが、少数精鋭で難題に立ち向かう。

 

 平日は2時間半、土曜日は4時間、顧問の堤雄思郎教諭の指導を受け、難解な問題を解く。部長の住吉は「大会の問題は複雑で、得点が取りにくい。いつもへこんでいる」と苦笑い。情報処理・活用の能力を競う大会(全国商業高校協会が主催)では、「関連用語とデータベース」、「表計算とアルゴリズム」の2分野で、それぞれ40分間の筆記試験を行い、その点数を団体および個人で競う。

 1年の頃は、専門用語を覚え、表計算ソフトの基礎を学ぶ。そこから徐々に応用問題に取り組む。「何も知らない状態から始まったが、問題を解き、点数が取れるようになると面白くなる」と住吉。

 

堤雄思郎教諭の指導を受け、難問に挑戦する

 

 コンピューター部では、全国大会出場とともに、国家試験である基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験などを1年の頃から取得することを目指し、実用的な部活として活動している。「本人のやる気次第で高度な資格を取得できる」と堤教諭。三浦は1年時にITパスポート、2年時に基本情報技術者の資格を取った。3年時には難関資格といわれる応用情報技術者の資格を取得した。全国でも高校生の取得は20人だった。

 

 三浦は「資格取得の勉強は家でもできるが、同じ目的を持つ仲間がいればより頑張れる。教え合うことができ、知識の量が増える。部活として学べることに利点がある」と話した。

 

団体での全国大会出場を目指す

 

 

(塩月なつみ)