全国大会に向けて気持ちを一つに音色を響かせる 臼杵高校箏曲部

2021/10/28

 「心に気合」をモットーに全国高校総合文化祭(全総文)に24大会連続で出場する臼杵高校箏曲(そうきょく)部。現在は3年生8人が引退し、部員14人で活動している。当面の目標は12月の郷土芸能邦楽新人大会、ここで最優秀賞を取らないと全総文に出場できない。部長の戸高優華(2年)は「自分たちの代で全総文連続出場を途切らせるわけにはいかない」と週6日の練習に力が入る。

 

 部活は1日2時間の練習。自主練習からパート練習をして、最後に全体で音を合わせる。ほとんどの部員が高校から箏曲を始め、琴に触れる。外部指導者の菊芙路洋子さんは「基本となる指の動きを覚えるまでが難しいが、上級生が下級生を丁寧に指導してうまくなる。集団の力のすごさを感じる」と話す。13本の弦を弾き、音の高さを調整して一音の美しさにこだわる。「美しさは弾いているうちに分かる」と菊芙路さん。

 

大会に向けて音を合わせ追い込む

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