書道 作品とパフォーマンスで書と向き合う大分高校

2021/09/16

 圧巻の書道パフォーマンスで見る者を魅了する大分高校書道部。今年は東京オリンピックの聖火リレーの式典や、大分トリニータのホーム開幕戦など大きなイベントに花を添えた。各展覧会でも大きな成果を挙げており、「第26回全日本高校・大学生書道展」で原彩花(3年)が大賞、「第45回学芸書道全国展」で大庭由暉(3年)、原田みう(2年)がともに東京学芸大学長賞を受賞した。初めて大きな賞を受けた原は、「これまで大きな賞を取ったことがなかったけど、誰よりも多く書き込んだ。技術がなかったので先生方のアドバイスに耳を向けた。努力した成果が出た」と喜んだ。

 

 書道部は3年生12人、2年生10人、1年生は9人が所属する。平日は2時間半、土曜には朝から夕方まで活動する。秋は展覧会が多く、出品のための作品作りはこれからが本番。「うまく書ける日も書けない日もあるが、自分が納得できるまで書き続けたい」と原田。結果が出たときの喜びを知るが故に妥協は許さない。今月末で3年生が引退し、部長として引っ張る立場となる。「同級生が協力してくれるので、いい雰囲気を作りたい」と話す。

 

左から原彩花、大庭由暉、原田みう

 

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