吹奏楽 最高の演奏を届けた大分鶴崎高校が九州で銀賞

2021/08/19

 九州吹奏楽コンクールの小編成部門で銀賞を受賞した大分鶴崎高校。成績より「会場で演奏させたかった」と話す顧問・岩野祐子先生の言葉が本音だろう。新型コロナウイルスの感染拡大で沖縄での九州大会の開催が中止となり、映像審査となることを聞かされたのが、県予選となる「第58回大分県吹奏楽コンクール」の3日前。「GO TO 沖縄」を合言葉にモチベーションを高く保ち、コンクールに備えていただけにショックは大きかった。

 

 集大成の場として沖縄で演奏する機会を失った3年生は泣き崩れた。沖縄で最高の演奏をして3年生を送り出したかった下級生たちも、やり場のない悔しさを消化できずにいたが、部長の久保田小春日(3年)が「これまでお世話になった方々に最高の演奏を届けよう」と声を掛け、全員が気持ちを切り替えた。

 

 

部員をまとめた久保田小春日

 

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